こどもの「めんどくさい」に効果的な3つの言葉

肯定的な表現

子育て中、良く出てくる子供の言葉として「めんどくさい」というものがありますよね。私も学童保育の仕事をしているのでよく耳にするフレーズです。そこで皆さんはお子さんに何と言っているでしょうか?「いいから早くやりなさい」「何言ってんのよ」と否定的な表現や言葉で一蹴していないでしょうか?

否定的な言葉を使って、親も子供もストレスなく前向きに進んでいるのであればいいのですが、そうではない場合がよくあります。。親はイライラして強く言い過ぎたと反省し自己嫌悪。子供は親が分かってくれなくて寂しい思いを。。なんて事になっているかもしれません。そのような事にならない為の3つの言葉紹介します。

1、そうなんだね

2、めんどくさいよね

3、やってらんないよね

「めんどくさい」と言っている人は、子供でも大人でもめんどくさいけどやらなければいけない事だと分かっていながらそう言っている場合が多いです。ご自身を振り返ってみて下さい(笑)そんな時にどんな風に親に言われたら子供は嬉しいと感じるのでしょうか?詳しく考えて行きましょう。

1、そうなんだね

1つ目は【あいづち】。肯定する言葉、「そうなんだね」。「そうだよね」、「そっかぁ」という言葉でも良いかも知れません。【あいづち】を打ってもらえると受け入れてもらえた、わかってくれたという印象を話した子供側は受けます。わかってくれた人に対してはこどもはどんなリアクションをするでしょうか。親のみなさんには是非優しい口調と表情で試していただきたいです。私の経験上では大人が「そうなんだね」という言葉を投げかけると、「そうなんだ、、聞いてよ」と話し始めたり、「これはね、、」と気持ちや経験を打ち明けてくるお子さんが多いです。

2、めんどくさいよね

2つ目は【オウム返し】。子供の言葉をそのまま返す事です。沢山の話や気持ちを子供から聞いた場合はその大事な部分の人フレーズをそのまま子供に返す事がオウム返しです。【オウム返し】をしてもらえたら、話を聴いてくれているという印象を子供側は受けます。話を聴いてくれる人に対してこどもはどんなリアクションをするでしょうか。親のみなさんには是非こどもの目を見てうなずきながら試していただきたいです。私の経験上では大人が「めんどくさいよね」という言葉を投げかけると、「ここがめんどくさいんだよ」とか、「でも、やんなきゃなんないんだよなぁ」なんて言うお子さんが多い気がします。

3、やってらんないよね

3つ目は【共感の言葉】。こどもの気持ちや感情を言葉で表現してあげる事です。悲しいよね、辛いよね、楽しいね、腹立つよね、嬉しいね、等がそれに当たります。こどもは自分の感情や気持ちを表すこともありますが、そうではない場合も多いです。表現できない胸の奥の気持ちを言葉で共感してくれる人がいたら、こどもはどんなリアクションをするでしょうか。喜怒哀楽の感情が大きく揺れ動いた時、どんな共感の言葉を投げかけられたら嬉しいでしょうか。この共感の言葉を大人が子供に投げかけても、その瞬間はリアクションは大きくはないようです。私の経験上では。ただ、その後の信頼関係が高まる事は間違いないです。自分の感情まで見てくれる大人に愛情を感じるからでしょうね。

まとめ

こどもの「めんどくさい」に効果的な3つの言葉を紹介しました。これは勿論「めんどくさい」という発言やそれによって行動を起こさないという事を肯定する事ではありませんこどもの感情や気持ちを認め、肯定するという部分に焦点を当てて、結果として子供の自発的な行動を促す、という3つのスキルの紹介でした。 1つの事例として何かのヒントになれば幸いです。私はこの【あいづち】【オウム返し】【共感の言葉】にはいつも助けられてきました。喜怒哀楽の感情が大きく揺さぶられたとき、励まし、勇気、自信をもらっています。

【あいづち】【オウム返し】【共感の言葉】には、気持ちや感情を理解する事を助けてくれます。

こどもの事も、自分自身の事も。

気持ちや感情をちゃんと理解できたら、「めんどくさい」はどうなっているのか?

是非お試し有れ 

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