2022年も大詰め。わたしはのんびりやってます。去年まではとにかく働いて働いて、働いていたので今年はご褒美です。
今日は振り返りについて書いていこうと思います。これが実は本当に大切。成長する為には欠かせないポイントだなと今年の活動を通して強く感じました。私のしている振り返りとは
結果や行動の後にやってみてどうだったのか考え,自問自答する
事です。
- 自分が理想としていた結果に対して何%達成できたか
- できた所はどこか。できなかった所はどこか。
- 改善修正できる部分はどこか。
- これから何に取り組んでいくか。
などなど。自分の理想の状態に向かう為に色々と思考を巡らす事です。
私が振り返りをすることで失敗を修正改善できたこと。成功を更に質を高められたこと。振り返りをしていない人たちが出している結果。そのような事の一部をこの後紹介していきます。見て下さる方の何かのヒントになれば幸いです。
AAR(行動の後に検証する)
今年は2つコミュニケーションのセミナーを開催させていただきました。1つは「スポーツコミュニケーション基礎講座」スポーツの指導者、監督、コーチの皆さんにコーチングのコミュニケーションスキルをお伝えする講座です。2つ目は「幸せ家族のつくり方」北海道苫小牧市アイビープラザさんの市民カレッジ後期講座の中で行った、家族の関係性を良好にするスキルをお伝えする講座です。それらの結果に対して振り返りを行ったところ、以下のような効果が改めて見えてきました。
1、時間管理の質の向上
何事においても時間の管理は必須。限られた時間の中で必要な情報をお伝えする事が講座にも必要な要素です。それはわかってはいても、各講座開催前に考えていた予定通りにはなかなかうまくいきませんでした。講師の自分が話す事だけに集中してしまって、時間を確認できなかったり。参加者さんの反応が予期していたものと違ったりと。最初の内は中々予定通りいきません。どんなに用意や準備をしていても失敗はつきもの。そんな時には振り返る。行動や結果を振り返ってみて、
できた所、できなかった所、改善修正できる所を確認する
ポイントは客観的事実を受け止めるという事。自分の価値観や尺度だけではなく、一般的に、誰の目から見てもというような視点で冷静に結果を見てみる。成長する為に。 すると、私の中には「どうすれば良かった?」「どうしたらもっと良くなるだろう?」という声が木霊してくる。 あとはもうその先は考えて捻り出すだけ。
簡単な説明ではありましたが、この振り返り方をちょっとしただけで、時間管理の質は劇的に向上しました。初回は30分以上予定をオーバーしても内容全部を網羅できませんでしたが、それ以降はほぼ時間内で講座を終える事もできました。時間が足りなくて、早口になったり、内容を駆け足でお伝えするという事も少なくなりました。どんな時間管理に関する成功も失敗も、振り返って自問自答すると調整できる、向上できるという効果を実感した経験です。
2、参加者対応の質の向上
セミナーや講座の参加者さまは講師と初対面の方も多くいます。今回の私の場合すべての方が初対面で、先ずはその関係性をどう高めていくのかという事が課題としてありました。最初はその課題をクリアしていく中で、、
- 信頼関係の構築…先ずは参加者さまに安心安全の場と感じでもらい、何でも話していただける状態になり、講座内でどんな内容、事例をお話すればより理解しやすいかのポイントが見えてきた
- 学習効率の最大化…良好な関係性を築くことで、リラックス効果、自主的な学びを促された
- 講師の能力の最大化…参加者さまと講師の良い関係性が築けると、講師も話しやすい、楽しい、もっと良いものを提供したいと思えてくる。関係性の相乗効果でお互いの思考、言語化における想像力が劇的にupしました
これら3点の
できた所、できなかった所、改善修正できる所を自問自答し、確認する事で 自分の理想の状態に向かう為に色々と思考を巡らす事ができました。
参加者さまの講座満足度はどうだったのか。講師の参加者対応の質への満足度はどうだったのか。これらを振り返りの中で確認できたので、参加者さまからの感謝のお言葉が更に増えてきています。
関係性を高める事が参加者対応の質の向上に繋がる
3、ツールの最適化
講座の回数を重ねていくうちにどんなものが必要かわかってくる。足りなかったものも。そして更に良いツールに仕上げていく為に振り返りは効果的です。例えば私の講座の1例で考えると、
必要な物…アンケート用紙
これを更に良いモノにする為に振り返って考える。 ・このアンケートを次の講座にどう活かす? ・次の次の講座をもっと良くするにはどんな質問がアンケートの中にあれば良い?
などの質問を自分に投げかけてみる。すると、
・アンケートにあった「質問が難しかった」部分を今度はもっと分かりやすくしよう。 じゅあ分かりやすいってどんな質問なんだろう ・アンケートの中に「講座内で分かりやすかった部分はどこでしたか?」と入れてみようかな。
などと自身の脳内会議や仲間とのディスカッションを振り返る中で重ねていく。その仮説と検証を集積してくと「物」の管理力upにもつながるかと思います。今回はアンケートの内容に関してでしたが、その枚数は何部必要なのか、どのファイルに入れておけば出しやすいか、忘れる事が無いのか。パソコンのどこにしまっておくと便利か、何かとまとめてしまっておこうか、等々。様々な他の「ツール」でも応用できます。
ツールの質を高めて、便利な場所にしまっておくと最適なものとなる
4、自己管理能力up
何かをして失敗する時は、自分以外に要因がある場合もありますが、多くは自分に要因があります。私の場合では、緊張、練習不足、シミュレーション不足、健康面問題などがありました。やはり初めての活動における失敗は少なからずあるもので。それを振り返って自問自答する中で自己管理能力が増していった事を感じます。
その中の1つ「緊張」。私が講座前の緊張を和らげる為に取り組んでいたことは
①本番と同じ状況化で練習(場所、服装、時間、話す内容)
②何度も通し練習(3時間)
講座を始めてから振り返る中で見つけた更に緊張を和らげる為の取り組み
③講座本番の朝、本を笑顔で音読
④参加者さまと雑談をして関係性を築く
⑤軽く運動(散歩、ストレッチ)
どれも効果がありましたが、特に④の効果は絶大でした。講師の自分も参加者さまも話すことでリラックスできるし、安心感、信頼感が生まれる。会話もしていない、どんな人かもわからない人が目の前にいるならば、誰でも緊張します。そんな当たり前な事ではあるんですけど、どうすれば緊張しないのかばかりに目が向いてしまうんですね。
自己理解が自己管理のポイント
まとめ
1、時間管理の質の向上
2、参加者対応の質の向上
3、ツールの最適化
4、自己管理能力up
についてお話してきました。振り返って自問自答する。意外とやっているようでやっていない事。大事だとは思っているんだけど、実はやっていない事なのかもしれません。私は講師業という新たな活動をする中で、振り返る事による以上のような効果を強く実感する事により、その重要性を改めて実感しました。
勉強において予習復習が成長の大きなポイントとなる様に、スポーツや仕事、恋愛、人間関係などの全ての面で、失敗を成長に繋げる為にやるべき事とは
振り返り、自問自答
だと私は考えます。また更には振り返る際、どこに焦点を当てて、どんな質問をしていくのか。ここが更なる成長のポイントであるとも私は考えています。
もっともっと成長して幸せな社会をつくる。そのために私はまた今を振り返り、自問自答します。 あなたなら何について振り返り、自問自答しますか?
コメント